絹の活用方法 

 絹は保温性に優れ、しかも体からの排毒作用を助ける働きがあるため、いろいろな病気(症状)のときに役立ちます。

けが、やけど、うちみ、ねんざ、骨折など
:患部をきれいにしてから、絹を包帯がわりに巻く。

皮膚病(アトピー性皮膚炎、じんましん、湿疹、かぶれなど)
:絹で摩擦する。じくじくしているときは巻いておく。

腰、ひじ、ひざなど関節の冷え・傷み
:痛いところに絹を当てたり、巻いたりする。

頭痛、肩こり、目の疲れなど
:患部に絹を当てたり、巻いたりする。寝るときに、枕に巻いても良い。

風邪(咳、のどの痛み、発熱など)
:絹をのどに当てたり、巻いたりする。熱のあるときは、枕に当てて寝る。

体のどこでも、冷え、痛み、痒み、炎症などがあるときは、このように絹を活用すれば、驚くほど効果があります。もちろん「冷えとり」をすることが大切で、半身浴をするとなお効果的です。
絹ストッキングを活用する
 女性でナイロンのパンティーストッキングを履いて、かゆくなった経験は誰でもあると思います。ナイロンなどの化学繊維は皮膚呼吸を妨げ皮膚から毒素が出ないため、溜まった毒素で炎症が起こりかゆくなるのです(このような時はよく掻いて毒素を出してやると良いでしょう)。
 ナイロンより絹のパンティーストッキングを履けば害が少なくてすみますが、ただそれだけのことです。つまり、いくら絹のパンティストッキングでも短いスカートを履いている以上、足下を温めることにはならないからです。
 健康のためには、ズボン(またはロングスカート)を履くことをお勧めします。ただし、たとえ絹であってもその下にパンティストッキングを履くことはやめましょう。綿や絹のゆったりしたズボン下を重ねるようにしてください。職業上スカートしか履けない方は、せめて夜は靴下を多めに履くこと、湯たんぽも一年を通じて入れることを心がけてください。


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